2004年10月07日

竹虎さん訪問記

7日の朝、宿泊しているホテルに山岸さんが迎えに来て下さいました。そこから一路高知県須崎市安和にある竹虎さんの会社へ向かいました。

竹虎さん
全国でもこの須崎市安和にしか生えないという「虎斑竹(とらふたけ)」を使った竹細工、竹雑貨、竹製品、竹垣、本格土窯づくりの竹炭などを販売されています。創業110年という高知の老舗です。

昨年は日本オンラインショッピング大賞を受賞された超有名店です。サイトももちろん素晴らしいのですが、
竹虎四代目山岸義浩さんの人間が大変素晴らしいのです。竹にかける深い思いの一端に触れたくて、仕事にかける深い情熱に触れたくて、無理を言って会社見学をさせて頂きました。

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山岸さん(竹虎さんの工場にて)

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お店の横にある石碑

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お店の前から安和の山々を望みます。
色が少し薄い部分が竹林です。山岸さんの思いに近づくには、どうしても竹林の山に登らなければならない・・・と思っていたところ、「井場元さん、山に登りましょうか」と言って下さいました。

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軽自動車に乗って、舗装もしていない細い林道を駆けます。この道は時々猪の群れが現れるそうです。本当に細いがたがた道。少しはずれると崖の下に落ちてしまうような危険なところも少なくありません。

山岸さんが20代前半で家業についたとき、世間はバブル景気の時代。友人達は華やかに見える世界で、いい給料をもらっている。それに比べて自分は毎日この道を通り、汗と泥にまみれて働いている。この狭く薄暗い細道を一人で走ることに孤独を感じ、自分の仕事に対する意義が全く分からず、ずいぶん悩んだそうです。

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山の頂上付近。
不思議なことに、ここから先の山には竹がまったく生えていないそうです。全国でも安和だけという虎班竹。何故そこにしか生えないのかは今でも謎です。

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お遍路さんの案内看板
竹虎さんの職場は、お遍路さんの歩く道でもありました。今でこそ比較的安全に歩けますが、昔ならば山賊がいたり、病気で倒れる人が多かったそうです。特にこの安和は難所ですので、行き倒れて死ぬ人が後を絶たなかったそうです。

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頂上から安和の町と太平洋を望めます。今日も晴天。私は本当についています。

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頂上付近にある「野生のみかんの木」
みかんの木はどこにでもありそうですが、野生は滅多にないそうです。野生だからこそ、太陽を浴びるため、他の木に負けないように大きく高く育つそうです。何か見えない大きな力を感じる山です。
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実がなっていますね。

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竹林。
竹というのは不思議な木で、地上に顔を出してからわずか3ヶ月で大人の木になり、それ以上は成長しないそうです。しかも細い竹は一生細いまま。決して太くなったりしないそうです。もちろん、太い木は太いまま。竹細工の原料になるには約3年の時間が必要だそうです。

竹は地中深くに大きく広く根を張ります。きちんと伐採などをして整備されている竹林は、自然の要塞となり大雨が降っても地崩れなどはしないそうです。

静かで、心落ち着く竹林の空間でしばし休息。NHK取材班の秘話などもお聞きして、笑いました。

そうなんだ、ここで山岸さんは大きなエネルギーを充満しているんだなあ・・・と感じました。現地現場に足を運ばないと決して感じることが出来ない、山岸さんの深い思いの一端を感じます。オンラインショップの業界人で山に登りに来た人間は私が初めてだそうです。私はバカですね(*^_^*)

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竹林で山岸さんとツーショット


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山を下りた後、竹虎さんお店の一角にでお茶をご馳走になりました。その後須崎市名物「鍋焼きラーメン」を食べに行きました。「いや・・・名物にうまいものなしですよ」と山岸さんは言われますが、そんなこともなく、おいしく食べました。

その後、須崎駅近くで電車が発車するまでの間、喫茶店でお話をしました。
「職人さん達は本当に素晴らしい仕事をしているんですよ。この技術と伝統を守りたいんですよ」
「職人の手は、すごくいい手なんです」
「90歳の職人のおばあさんがお茶を入れてくれてね。このお茶がおいしいですよ」
「職人さん達の平均年齢は70歳を超えています。僕は何とかこの素晴らしい職人さん達の技術と伝統を守らなければいけないんです。だからこそ、この竹細工を売って、職人さん達を守りたい・・・仕事が無くならないように守っていきたい」

そう語る山岸さんの目は真っ赤。涙があふれます。私も、もらい泣き。来て良かった。遠い須崎市安和まで足を運んで良かった。こんなに深い熱い思いを持った人に出会えて良かった。
山岸さんが大好きです。

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Comment on "竹虎さん訪問記"

りえちゃん、こんにちは。いばもとです。
コメントの投稿をありがとうございました。
いばろぐ第1号の投稿です(*^_^*)とっても嬉しいです。
いつか高知でお会いできる日が来ると思います。
そのときは、よろしくお願いします。

  •   いばちゃん
  • 2004年10月11日 14:55

●いばちゃん!やぶちゃんを通じてお名前だけは一方的に存じ上げております。それなのにいばちゃんと呼ばせていただいて恐縮ですが呼ばせてください<強制?     ●やぶろぐから偶然飛んできて、いばちゃんに高知のことを教えてもらいました。生まれてずっと高知に住んでいるのに知らなかった・・・・。教えてくれてありがとう♪       ●やぶちゃんに会ったのは数回だけど、ホンマ助けられてるんですよ。元気をいつももらってます。     ●やぶちゃんと同じ志を持った熱いいばちゃん!ぜひまた高知に来てね!      

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